石川県 金沢市近郊、白山市のイタリア料理、フランス料理、ベルギー料理、西洋料理の専門店 ゲデレー GODOLLO ベルギービール、フランスワインも充実
西洋料理店ゲデレー フランス料理、イタリア料理、ベルギー料理、ベルギービール、ワイン

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2012年01月02日

140 この時代への警鐘

東京オリンピックを翌年にひかえた昭和39年秋、東京~新大阪間の東海道新幹線が開業した。世界最高時速210キロを誇る「ひかり号」の登場である。この国の威信をかけ誕生した夢の超特急は、当時世界中を震撼(シンカン)させた。その後、新幹線は経済発展の象徴となり、ぐんぐん伸びる日本の高度成長を支えていった。
人気爆発「ひかり号」の影で、世間のひかりを浴びることなく、ひたすら路線の安全を点検し続けてきたのが新幹線電気軌道総合試験車という(写真の)黄色い新幹線だ。この黙々とはたらく寡黙な車両こそ、日本高速鉄道の安全神話を守ってきた立役者なのだ。嬉しいことにあれから半世紀近くを経、いま彼は「ドクターイエロー」の愛称で親しまれ、子供たちのヒーローとして輝きはじめている。

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科学の技術が、決して人間の域を超えることなく、進歩と安全の値(あたい)を同等に重んじていた時代は確かにあったと思う。当たり前の高度成長に慣れてくると、我々は利便さを追求するあまり、どんどん前に進みすぎる。そして、それに対しての安全の値がどのくらいのものになっているのか、分からなくなる。
いつからこの時代への警鐘は鳴り続けていたのだろうか・・・・。原子炉事故のような取り返しのつかないことがおきて初めて気づいた、ではすまない時代にまでもう来てしまっている。

ああ 平成24年、どうか平和な1年になりますように!!!


追伸。ちなみに次世代の超伝導リニアの最高スピードは、実験段階で時速580キロを超している。

2011年01月02日

132 五劫のすりきれ

新年あけましておめでとうございます。

会うといつも心が和む。思わず抱きつきたくなるほど愛くるしい。写真は私の大好きな仏像のひとつである。なんでも、最も優れた浄土を生み出し一切の衆生を救うため、長い間独座思惟中の阿弥陀さまの姿を表現しているらしい。先日ふと立ち寄ってみると、彼はそこに座ったまま、まだじ~っと思いにふけっていた。しばらく見ない間に、髪の毛もまたずいぶん伸びたような気がする。
殺伐とした世の中のことをすこし憂い、「救いのお考え、そろそろまとまりそうですか?」と訊ねてみた。もちろん石仏像が答えたことは一度もないのだが、思惟中というよりも「希薄な人間関係に思いやりや慈悲心も無くしている現代人など、極楽浄土へ救う価値はない!」と無視されているようだった。その時の主観で感じ方が変わるのか?それともそれが今伝えようとしている彼の本当の声なのか・・・?

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「五劫(ごこう)のすりきれ」という言葉がある。三千年に一度、天女が舞い降りてきて、はごろもで岩をひとこすりする。それを繰り返し、その岩がすりきれて無くなってしまうのが「一劫(いっこう)」なのだそうだ。この阿弥陀さまの御名は「五劫(ごこう)思惟阿弥陀」。髪の毛は視覚的に時間の経過を表すために、伸びて鉢をかぶったようになっているが、これはアンバランスな失敗作ではない。

人間の一生は限られているし、今も時間は流れ続けている。先日、2歳になる息子が「女の人が岩をこすっているのを見たよ」と言っていたから、はごろもの天女に出会う楽しみも、私にはもう消えたようだ。人生においてわれわれは、志を立て、目標を持ち、節目節目で自分の生き方を総括してみる。そしてそれを繰り返しながら生活している。日々さまざまな判断をし、責任ある決断にも迫られる。どのように「判断」し、どの時点で「決断」とするのか、これはなかなか難しい。また限られた時間のなかで出した「決断」が最良なのかと迷うこともしばしばある。ただ、自分でよく見極めて自分で決断することは、人生の楽しみのひとつであるのは間違いないと思う。

「億劫」とは百千万億劫の略、つまり無限の長い時間を意味する言葉。何かめんどうくさいことをやらねばならない時、われわれはまず、かなり長い時間がかかるだろうと考え、「億劫(おっくう)だ」と表現してしまう。2011年、西洋料理店ゲデレーは、おかげさまで10年目を迎える。(阿弥陀さまには、たった10年かと笑われそうだが・・) 億劫にならずに前向きに、そして何よりも自分の「判断力と決断力」を信じ、今後もいろいろな目標にチャレンジしていきたい!

2010年02月19日

117 春の訪れ

ゲデレーの庭にちいさなクロッカスが顔をだしました。暖冬の予報をみごとに裏切った寒い冬もそろそろ終わりですね。待ちに待った春はすぐそこまで来ています。クロッカスの花言葉「あなたのことを待っています」。

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ゲデレー店主の言葉「あなたのことを待っています」 西洋料理店ゲデレーは不定休です。

2010年01月01日

112 新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
本年も西洋料理店ゲデレーをどうぞよろしくお願いいたします。

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「苛政、虎より猛し」と申します。とにかく今年は健全な政治と景気回復に期待したいものです。でもまあ、たまにはゲデレーで美味しい料理でも食べてパワーをつけてください。1月5日(火)より営業いたします。

2009年12月27日

111 縁起担ぎ

昔から伝わっているありったけの縁起を担ぐのが、我々日本人の可愛いところ。縁起モノの締めくくり「年越しそば」はその代表格である。近くのスーパーには、こんなに種類があったっけ?というほど色々なそばが並べられ、担ぎ心をチクチク刺激する。「年越しそば」には、そばのように長く達者に暮らしたい、切れやすいそばを食べることで1年間の苦労厄災を切り捨てたい!などの思いが込められるとあれば、やはり私もあやかりたい。(・・・と、極細のそばを買う)
寒々しい話題が多く、なんとなく暗い印象が残る2009年、最後は熱いそばでも食べて温かく締めくくりたいという安易な気にもなろう。また、私も今年はじめて知った事だが、江戸時代に金細工職人が飛び散った金箔や金粉をそば粉団子を使って集めたことから、大晦日にそばを残すと翌年は金運に恵まれないと言われているそうだ。来年も景気が上向かないのなら、乗り切るコツは「年越しそばを残さず食べること」かもしれない。

礼
年内の営業は30日のランチまで、年始は5日(先勝)からです。今年も1年間、どうもありがとうございました。来年2010年はもう少し明るい年になりますように・・・。西洋料理店 ゲデレー 縁起を担ぐ店主。

2009年03月25日

090 継続は力 

この3月西洋料理店ゲデレーは、おかげさまで8年目を迎えました。移転前のペーシェの3年をいれると、もう10年ということになります。ここまで続けてこられたのも、ひとえにお客様の笑顔のおかげと感謝しております。これからもずっと笑顔が、そして幸せがあふれる店の主として生きていけたら幸せです。単純に思える1日1日の積み重ねが、大きな力に変わることを信じています。底冷えがこたえるこのご時世、試行錯誤を繰り返しながらマイペースで頑張っておりますので、今後とも皆様のあたたかい応援どうぞよろしくお願いいたします。

継続は力と自分に言い聞かせ

2008年12月31日

084 阿吽 あうん

年末の雑事にかまけ、コラムもずいぶんご無沙汰いたしました。
さて本日は大晦日、皆さまにとって2008年はどんな年でしたか。私は秋に念願のフランスワイン産地を旅し、あらためてワインや食に対する考えを整理し直しました。またプライベートでは子供も誕生し、とても有意義で充実した1年になりました。2009年もこれまで同様、西洋料理店ゲデレーをどうぞよろしくお願いいたします。

阿
人はオギャーと生まれ口を閉じて死ぬ。 アーと口を開いて出す「開音」、ンーと閉じて出す「合音」、呼気と吸気の組み合わせは、サンスクリット語の「a」と「hum」に由来し、日本では「阿吽(あうん)」と言われる。偶然にも日本語の並びも、あいうえおの「あ」から始まり「ん」で終わっている。「阿吽」は仏教の伝来とともに日本に伝わり、寺社の入口を守る仁王や狛犬などに、万物の発生と帰着の意味として表される。必ず一方が口を開け、一方が閉じている格好である。知らなかったと言う方は、初詣の際にでも注意して見てみると良いであろう。また、「阿吽の呼吸」と言う言葉があるが、広辞苑では「共に一つの事をする時などの相互の微妙な調子や気持ち」とあり、息が合っている時によく使われる。ふたりの信頼から生まれるとてもすてきな言葉である。
吽
阿(あ)が始まり、吽(うん)が終わり。「すべてに始まりがあれば終わりがある」というシンプルな教えだが、自分の命に重ねて充実した人生を意識するのは、なかなかむずかしい。だから終わりが見えている1日、1週間、1ヵ月、1年に置きかえ、人生の充実度合いをその度ごとにふり返るのだろう。今年が今日で終わり、明日はまた新しい1年の始まりである。私も、横で泣く我が子のオギャーという声に命の始まりを実感しながら、去り行く今年を静かにふり返る。