石川県 金沢市近郊、白山市のイタリア料理、フランス料理、ベルギー料理、西洋料理の専門店 ゲデレー GODOLLO ベルギービール、フランスワインも充実
西洋料理店ゲデレー フランス料理、イタリア料理、ベルギー料理、ベルギービール、ワイン

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2010年04月09日

118 おむろ桜 

4月といえば桜の季節。枕草子にも「絵にかくと、かえって見劣りのするもの なでしこ。菖蒲。桜・・・。」とある。日本人なら、この時期は桜を見に出かけましょう!愛でましょう!というわけで、しばらく休んでいたコラム再開は桜の話題から。
お花見というと、宴会やバカ騒ぎなどと下品なイメージがつきまとうものだが、かつての雅な平安時代や、武者荒れ狂う戦乱の春も変わらずそこに花を咲かせていたことを考えてみよう。代々の天皇が、清少納言が、尊氏が、秀吉が、龍馬が愛でた桜に歴史を感じながらすこしセンチになるのもまた良し・・・と想い、京都へと出かけた。

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さて、京都ではまず清らかな気持ちで阿弥陀如来に祈願するのがゲデレー恒例行事である。仁和寺での厳かなおつとめに、いつも心が浄化され背筋が伸びる。写真はかつての紫寝殿を移築した金堂(国宝)。このなかでおこなわれる朝6時からのおつとめに参加させていただく。

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仁和寺といえばおむろ桜。醍醐はもう散り始めているというのに、遅咲きおむろ桜はまだ「つぼみふくらむ」程度であった。
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快晴の翌日、パネルは「三分咲き」にかわる。 うん?おむろ桜を良く知る仁王様は「五分咲き」とみているようだ。

1000年変わらずたたずむ古寺、刹那的に咲いては散る桜に自分を重ね、またいろいろ考えさせられた御室滞在であった。

2010年01月03日

113 固定観念

家族で水中トンネルをくぐってきた。そこは頭の上を流れる水が空を映しだす、とても神秘的な空間である。澄んだ水は太陽の気分次第で濃くもなり薄くもなる。また光の屈折や反射によっては、赤や黄色も見え隠れする。水ってこんなに違った表情があったんだ、と意外なところで思わぬ感動をした。水は「みずいろ」のクレヨンで描くものだと思い込んでいた幼い頃の自分、そんな観念が頭に浮かび、なんだか急に切なくもどかしくなった。そしてしばらくキラキラ輝くたくさんの水色を眺めながら、凝り固まった長年の観念を溶かすのだった。1歳の我が子にはこの水色はどのように映ったのだろう・・・?

水中トンネル

家系が繰り返し代々続くようにと、お正月の鏡餅の特等席に座るのが橙(だいだい)。そのみかんのような実は、冬は熟して赤黄色だがとらずに木にそのままおいておくと、夏にはまた緑色に戻るそうだ。つまり幼い頃よく使ったクレヨンの「だいだいいろ」は、「お正月に鏡餅の上にのっているだいだいの色」というわけだ。さらに言えば「はだいろ」は「日本人の肌の平均色に近いと思われるが、あくまでもひとつの例としてのはだ色」ぐらいの表現が適当だったのではないか。重箱の隅をつつくつもりはないのだが、固定観念にとらわれすぎて考え方がかたくなってしまうのは、非常に厄介だと思ったもので・・・。信念はかたく!観念はやわらか~く! 人生、そういきたいものだ。


追伸  このコラムは、店主の私が休憩時間などに書き連ねたものを掲載しております。内容は料理や食材、ワインのことだけに限ってはおらず、今回のように個人的な思いや考えなども「休日の1枚」や「その他」のカテゴリー枠をとり、書くことがあります。料理店のコラムではございますが、どうぞ観念やわらかくご覧くださいませ。

2009年11月30日

109 百舌のはやにえ

散歩の途中、百舌(モズ)のはやにえを見つけた。モズは捕らえた蛙や虫をこのように木の枝に突き刺しておくおもしろい習性がある。後で干物仕立てのご馳走を楽しみにしているのだろうが、ほとんど他の鳥に食べられてしまうそうだ。一説には秋に捕れた初物を神様にささげるお供え物なのだとか・・・。「垣根には 百舌のはやにえ 立ててけり」 散木奇歌集より。

百舌(モズ)のはやにえ
偶然出会った秋の風物詩に、モズ君も頑張っているんだなぁと、なんだかほのぼのとした気持ちにさせられた。

追伸  百舌(モズ)にちなんだ俳句を大募集しています。ご来店時にお聞かせください。

2009年06月07日

100 休日の1枚

なぜイカロスはそんなに高く飛んでしまったのか。若さゆえ、もっと大きく高く羽ばたきたいという衝動を抑えることができず自分を見失ってしまったのか。「低く飛べば波しぶきで翼が重くなり、高く飛べば太陽の熱でロウが溶けてしまう。空の中ほどを飛びなさい。」と、幽閉されていた塔から飛び立つ時に父に言われていた。ふたりで作ったその翼は、鳥の羽を1枚1枚ロウで固めたものだ。忠告を無視したイカロスは海に落ちて死んでしまう。失敗してやり直せるなら良いが、若者たちは可能性や過信の裏側に恐い一面も持ち合わせている。ギリシャ神話「イカロスの翼」からの教訓。

がんばれ!人力飛行

早朝、近くの駐車場で金沢工業大学の学生たちが人力飛行の練習を行っていた。テレビでおなじみの鳥人間コンテストに出場するらしい。研究に没頭し試行錯誤をくり返し、「目標」という太陽に向かって羽ばたいている姿が、40歳目前の私にはとても微笑ましく映ったので写真を1枚撮った。頑張れ!!そしてその飛行機の翼がロウで固めてないのなら、いらん心配はせず、空高く飛んでほしい。

2009年04月20日

093 ぶどうの成長を願って

長野善光寺ご開帳
先日スピードの出る速い牛に乗り、長野の善光寺へ行って来た。お供はワイン専門店「カーヴ・ド・ヴェレゾン」のHさん(本田)、欧風食堂「ル・マルス」のNさん(中野)、男3人ぶらり旅である。7年ぶりの御開帳に見頃の桜が重なり、ものすごい人、人、人。触れるとご利益のある御回向柱まで、なんと1時間待ちだというから、いやはや参った。長蛇の列を横目に、名物の酒饅頭や味噌ソフトを食べながらゆっくり善光寺参りを満喫した。おみやげはやっぱり八幡屋磯五郎の七味とうがらしを・・・とそんな休日報告コラムはさておき、実は今回の長野行き本来の目的は「ぶどう植え付けのお手伝い」なのである。

長野に住む岡宮くんは、ヴェレゾンの本田さんとの共通の友人で、ワインのスペシャリストである。ワイン好きが高じ、自分でぶどうを植え、そしてゆくゆくはワインを造ってしまおうというのだから恐れ入る。小高い山の上、あらかじめ石灰を撒いて土壌改良をした畑に、赤ぶどうピノ・ノワール種と白ぶどうシャルドネ種の苗木が計100本ほど用意してあった。ブルゴーニュ好きの彼らしい選択である。この両品種は寒さに強く丈夫で順応性があるので、長野でも生育に問題ないようである。もちろんすべて害虫フィロキセラ対策がされた接木苗で、伝手を頼ってさがしてもらったそうだ。

赤ぶどうピノ・ノワール種

さて10時、準備が整ったところでさっそく作業を開始する。まずスコップで50cm角に穴を掘り、真ん中をピラミッド型に盛り上げ、そこに苗木の根っこを四方に伸ばしてやる。手間のかかる作業だが、しっかり根付かせるためには最初が肝心だと万全を期す。3本4本植えて曲がりを確認し、支柱に結ぶ。一列植えて休憩し、シャンパン飲んで?また植える。・・・ワイン好きの同志が集まり、夢を1本1本植えていく。ぶどうは定植して5,6年で成木となり果房をつけるというが、おいしいワインを造るとなると最低10年はかかりそうだ。夢が膨らんでいくその成長が今からとても楽しみである。
苗木の根っこを四方に丁寧に伸ばし植えつける

快晴のなか、シャンパンを飲みながら農作業
今まで飲むという消費者視点でみていた「ワイン」であったが、今回の植え付けを体験したことで生産者視点で「ワイン」をみる事が出来た。あのロマネコンティの畑に立てられた十字架への願いがほんの少しだけ理解できた気がする。
ロマネコンティ 世界一の畑をまもる十字架

植え付け作業は4時間ほどで終わり、近くの温泉で汗を流しながら男4人、夢などを語り合った。将来、今回植えたぶどうでワインを造り、皆で乾杯出来たらそれこそ最高である。そして夜はワイン談議に花を咲かせて盛り上がったのは言うまでもない。ちなみに酔い覚ましの散歩では夜桜を見ながら善光寺まで歩き、御回向柱に思う存分触れてきたので、少なくとも向こう7年間は植えたぶどうの木はすくすく育つと思われる。


2009年04月09日

092 サクラサク 

願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月のころ 

漂泊の詩人西行が、最期は満月に桜を眺めながら・・と詠んだ歌である。「桜の名所」といえば何処だろうか。奈良は吉野の一目千本、京都は醍醐や仁和の御室桜、西行桜で有名な勝持寺も良い。このところうららかな陽気が続き、金沢の兼六園も賑わっている様子である。花見支度にそわそわしている人も多いのではないだろうか。
我々家族も先日、近くの保育園まで花見の散歩に出かけた。かつてはよく京都や奈良まで車を飛ばして出かけたものだが、今は子供が小さいので行動範囲はかなりせまい。無邪気に遊ぶ園児たちと一緒にほのぼのとした花見であった。

近所の保育園で花見散歩

草を枕に夢を結んだ詩人が愛した桜。人生の節目にかならず咲き、一瞬で散ってしまう桜に切なく愛しい思いをよせてしまうのは西行だけではないはずだ。賑やかな花見も良いが、近所の桜をしんみりと眺めてみるのもまたオツなものである。

季節限定の桜のお皿
ゲデレーにある桜の皿はこの時季限定で登場するレアアイテムです。

2008年06月24日

070 休日の1枚

国宝金堂での早朝のおつとめ後
私たち夫婦は毎年、京都の御室 仁和寺でお世話になります。そして、こころを落ち着け、気分も新たにまたはじめるのであります。

2008年05月25日

067 休日の1枚

ばばあの畑でイチゴがり
先日久しぶりに実家に帰りました。天気が続いたおかげで、畑には真っ赤なイチゴがたわわに実っており、バケツ3杯ほど収穫してきました。うちのばばあは、イチゴづくりの天才!愛情いっぱいのイチゴは、もちろんゲデレーでデザートに使っています。