石川県 金沢市近郊、白山市のイタリア料理、フランス料理、ベルギー料理、西洋料理の専門店 ゲデレー GODOLLO ベルギービール、フランスワインも充実
西洋料理店ゲデレー フランス料理、イタリア料理、ベルギー料理、ベルギービール、ワイン

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2008年03月10日

057 ゲントのビアカフェ

マックスを飲む 伝統を飲むビール王国ベルギーには様々なビアカフェがある。今回紹介するゲントにあるDe Dulle Griet デ・デュレ・グリートではいっぷう変わったパフォーマンスでお客さんを楽しませてくれる。この店の名物は超ビッグなビールで、なんと50センチほどもあるフラスコ型ビアグラスで出てくるその名もMAX マックス!。観光客ならかならず頼むというその特大ビール、注文するとこわおもてのおじいさんがやってきて、「あんたの靴を片方よこせ」と持っていく。そしてその靴を、天井から吊り下がっているかごの中にポイッと入れてしまう。実はこれを見たくて世界各地からビール好きが集まるのだそうだ。その昔、貴重なビアグラスの盗難防止にと始めた事が今も続いていると言うのだが、かごの靴を見上げながら、皆でビールを飲んでいる様はなんだか妙な連帯感が生まれ、おかしい。もちろんビールを飲み干しグラスを戻すと、おじいさんは天井のかごをカラカラと下ろし靴を返してくれる。おじいさんより何倍も年期の入ったかごは、その歴史を物語る。昔から何も変わっていないのだろう、ビールもベルギーらしい濃厚でコクのあるタイプで、クラシックな味わいだった。いつまでも変わらぬ味とそのパフォーマンスは、時を越えその店の伝統としていっそう深みを増していく。

ゲントのビアカフェ 「デ デュレ グリート」

2007年09月24日

039 スーパーマーケット

量り売り用の秤、ヨーロッパの市場にて旅先では必ずその街の台所を訪れる。市場はおもしろい。ヨーロッパでは、たいてい週に1日は街の中心の広場で朝早くからワイワイガヤガヤとやっている。カラフルなテントを立て、ショウケースの中には新鮮な魚や肉、ハムやチーズ、パン、フルーツ、野菜・・・。地元の人たちはみんな思い思いの買い物をして足早に去って行く。どうも自分のひいきの店が決まっているようだ。店の人も手際よく次々品物をはかりにかけ、2、3言のやりとりがあってお金を受け取る。こうした人間ウオッチングで2時間は楽しめる。
スーパーマーケットもおもしろい。細かな日用品から食品、お酒まで揃う総合店はもっとも生活感の出る場所だからだ。パンやワインの種類に感動し、チーズの大きさに驚き、雑貨はデザイン性の豊かさに感心する。はかり売りが多く、なんでも少量から買えるところなどは、とても合理的で日本のスーパーでも取り入れてほしい。また、大半の店はレジ袋有料。こびない姿勢がまたステキである。


あることに興味を持ち、心を動かされることというのは、その人が生活してきた過去の体験とそれに基づく現在の想いをベースに比較判断している。ヨーロッパ、ゴシック建築の教会や中世の石城、古い大聖堂やカリヨンなどは、普段の生活とはかけ離れすぎていて「感動」とはすこし別の「すごい」という枠の中に分類されてしまう。つまり感性を刺激するというより、記念撮影の被写体どまりといった認識に近い。そんな歴史的建造物や観光名所よりも、街の人たちが日々生活している住宅街や裏通り、市場やスーパー、レストランの方が私にとってはよほど興味深く心が動かされる場なのである。特に、スーパーマーケットはその土地の生活を映し出す鏡だと思う。

ヨーロッパの市場・スーパーマーケット

2007年04月02日

033 バンシュのお祭り

バンシュのお祭り ベルギービールのラベルにも登場する仮面ベルギーの首都ブリュッセルから南へ約50キロにある小さな町BINCH(バンシュ)、2月のこの時期だけは異様な盛り上がりを見せ、新聞の一面やトップニュースを独占する。2003年にユネスコの無形文化遺産にも登録された盛大なお祭りが催されるからだ。訪れたのは最終日、もちろん「ジル」のカーニバルが目当て。それにしても人、人、人で町に入るやいなや身動きとれません状態でびっくり。「ジル」とは(写真にある)派手な格好をした男達のことで、その古いインカ帝国の衣装は1549年にこの地方を治めていたハンガリーのマリーが宴の席にインカの踊り子を登場させたのが始まりだという。木靴を履き、太鼓に合わせて町を練り歩く時は奇妙な仮面をかぶり、パレードの時にはガチョウの羽の付いた大きな帽子をかぶり華やかに行進する。なんでもベルギー生まれの男性でバンシュに住んでいてどこどこに所属して・・・と、誰でも真似て参加することは出来ない。「ジル」になることはバンシュ人にはとても名誉なことなのだそうだ。さて、その盛大なお祭りは「ジル」たちが投げるオレンジ争奪戦でピークをむかえる。もらうと幸せになれるというその赤いオレンジだが、若いジルたちは面白がって周りの建物に全力投球で投げつけるので、あちこちから赤い雨が降り、あまり諸事情の分かっていない観光客にはクリーニング代の方が気になりそうなハチャメチャ具合。なんとも陽気で楽しいお祭りであった。

ベルギー バンシュの伝統的なお祭り、バンシュの祭り

軽快なリズムに合わせ木靴で大地を踏みしめ、そして大地から寒い冬を追い出して春を呼び起こす。バンシュに漂うオレンジの香りは、春の訪れを感じる香りなのであろう。


バンシュのお祭りをモチーフにしたベルギービール「バンショワーズ」ゲデレーでは4月より、この楽しいバンシュのお祭りをモチーフにしたビール「バンショワーズ」をおすすめビールとしてご提供いたします。この機会にぜひバンシュテイストを味わってください。スペシャルペールエールのブロンドとスペシャルブラウンエールのブリューンの2本。ともにベルギービールらしいふくよかなコクをもつ素晴らしい味です。

2007年03月17日

032 ゲントの「ワーテルゾーイ」

金沢市の姉妹都市、中世の面影を残すベルギー ゲント GENT
金沢市の姉妹都市でもあるGENTゲント。ベルギーの首都ブリュッセルから北西に50キロ、中世の面影を色濃く残す古都で、神聖ローマ帝国の皇帝カール5世の生誕地として有名である。かつては織物業で、現在も産業都市として栄えており、街は活気に溢れている。 ベストワーテルゾーイ賞に選ばれた「ByDenWyzenEnDenZot ベイデンウェイゼンエンデンゾット」ただ、近代的なビルなどはなく人々だけが新しくなって、中世にタイムスリップして生活している錯覚を覚えた。街を見渡せば、堂々とそびえ立つゲントのシンボルともいえるバーフ大聖堂をはじめ、フランドル伯の城、当時の商人たちの富と力の象徴ギルドハウスなど、数々の歴史的建造物にただただ圧倒される。文房具店のはがき売り場で兼六園ことじ灯篭の絵葉書を1枚見かけたが、同じ古都とはいえ石川県人としてなんだか姉妹の縁を切りたくなるほどの白旗感を感じた。

さて、そのゲントのレストランのメニューには「Waterzooiワーテルゾーイ」という料理が必ず見つかる。鶏肉や魚を野菜、生クリームと一緒に煮込むクリームシチューのような感じの名物郷土料理である。たくさんの水という意味のこの料理は、もともと川魚を煮込んで食べた古いフランドル地方の田舎料理だったのだが、川魚が獲れなくなった現在、鶏肉や海の魚貝類でつくるのが一般的になったという。グランプリを獲得した魚介のワーテルゾーイゲデレーでも「ワーテルゾーイ」(おこがましくもゲント風と書いていた)はオープン当初からある人気メニューのひとつなのだが、今回の旅ではメニューの説得力アップのためにも、本場のワーテルゾーイを味わうことは必須であった。数あるレストランの中から選んだのはベストワーテルゾーイ賞に選ばれた「ByDenWyzenEnDenZot ベイデンウェイゼンエンデンゾット」。裏路地にある小さくこじんまりとしたお店で探すのに苦労したが、通好みの隠れ家的な感じとアットホームなあたたかい感じがとても良い心地にさせてくれるすばらしいレストランだった。料理も最高で、特にグランプリを獲得した魚介のワーテルゾーイはすばらしく、(新鮮な素材を使えばだせる味とは思えない)深い味わいとコクは久しぶりに感動した。このクリームで煮込む「ワーテルゾーイ」という料理は私の中では誰にでも真似できる、ごくごくシンプルな料理のはずだったのだが・・・。ゲントまではるばる食べに行った甲斐があったと満足感とともに料理の奥深さをしみじみ感じた。

帰る際、マダムに幸せなひとときを過ごせた感動を伝え、このすばらしい味を日本に帰り再現するとパスカルシェフに誓った。

パスカルシェフと