111 縁起担ぎ
昔から伝わっているありったけの縁起を担ぐのが、我々日本人の可愛いところ。縁起モノの締めくくり「年越しそば」はその代表格である。近くのスーパーには、こんなに種類があったっけ?というほど色々なそばが並べられ、担ぎ心をチクチク刺激する。「年越しそば」には、そばのように長く達者に暮らしたい、切れやすいそばを食べることで1年間の苦労厄災を切り捨てたい!などの思いが込められるとあれば、やはり私もあやかりたい。(・・・と、極細のそばを買う)
寒々しい話題が多く、なんとなく暗い印象が残る2009年、最後は熱いそばでも食べて温かく締めくくりたいという安易な気にもなろう。また、私も今年はじめて知った事だが、江戸時代に金細工職人が飛び散った金箔や金粉をそば粉団子を使って集めたことから、大晦日にそばを残すと翌年は金運に恵まれないと言われているそうだ。来年も景気が上向かないのなら、乗り切るコツは「年越しそばを残さず食べること」かもしれない。





