石川県 金沢市近郊、白山市のイタリア料理、フランス料理、ベルギー料理、西洋料理の専門店 ゲデレー GODOLLO ベルギービール、フランスワインも充実
西洋料理店ゲデレー フランス料理、イタリア料理、ベルギー料理、ベルギービール、ワイン

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2009年12月27日

111 縁起担ぎ

昔から伝わっているありったけの縁起を担ぐのが、我々日本人の可愛いところ。縁起モノの締めくくり「年越しそば」はその代表格である。近くのスーパーには、こんなに種類があったっけ?というほど色々なそばが並べられ、担ぎ心をチクチク刺激する。「年越しそば」には、そばのように長く達者に暮らしたい、切れやすいそばを食べることで1年間の苦労厄災を切り捨てたい!などの思いが込められるとあれば、やはり私もあやかりたい。(・・・と、極細のそばを買う)
寒々しい話題が多く、なんとなく暗い印象が残る2009年、最後は熱いそばでも食べて温かく締めくくりたいという安易な気にもなろう。また、私も今年はじめて知った事だが、江戸時代に金細工職人が飛び散った金箔や金粉をそば粉団子を使って集めたことから、大晦日にそばを残すと翌年は金運に恵まれないと言われているそうだ。来年も景気が上向かないのなら、乗り切るコツは「年越しそばを残さず食べること」かもしれない。

礼
年内の営業は30日のランチまで、年始は5日(先勝)からです。今年も1年間、どうもありがとうございました。来年2010年はもう少し明るい年になりますように・・・。西洋料理店 ゲデレー 縁起を担ぐ店主。

2009年12月14日

110 古(オールド)

良いものを大事に使うことを特に誇りに思う英国には、新しい靴を嫌うあまり、係の者にその靴をしばらく履かせ、味わいを出させてから履くという紳士さえいるらしい。私は古いものが大好きで、アンティーク店や蚤の市をあれこれ散策するのが楽しみのひとつである。時に紳士の古い靴も並んでいるし、愛用していたステッキや銀食器も見つかる。品を見て一期一会だとピンと感じたなら、それは「買い」の合図。当ゲデレーには、そんな訴えかけられた家具や食器など、思い出深い品が多い。生まれる以前に作られた手作業の、それこそアンティーク物には大量機械生産とはひとつもふたつも違う味があり、使えば使うほど愛着が出てくる。単に古いものが良いというわけではなく、良いものが長持ちし、愛情や味わいが深まり長く付き合えるということであろう。その中で仕事ができる自分は、この上なく幸せだと思わなければならない。

ゲデレー

「古木(オールドウッド)は最もよく燃える。古酒(オールドワイン)は最もよく飲める。古き友(オールドフレンド)は最も信ずるに足る。」とは欧州の古いことわざ。係のものがいったい何年間、その紳士の靴を履くのかは分からないが、時間が少しずつ積み重ねた思い出や歴史は大急ぎではつくれない。科学は進歩し、流行はめまぐるしく変化する今日、半年前が時代遅れになる忙しい現代を生きていくのはなかなか大変である。大事にしてきた愛着ある宝物や、信ずるに足る友まで一緒に使い捨ててしまわぬよう、しっかり本物を見きわめ、時代の波に翻ろうされない店、自分でありたい。