100 休日の1枚
なぜイカロスはそんなに高く飛んでしまったのか。若さゆえ、もっと大きく高く羽ばたきたいという衝動を抑えることができず自分を見失ってしまったのか。「低く飛べば波しぶきで翼が重くなり、高く飛べば太陽の熱でロウが溶けてしまう。空の中ほどを飛びなさい。」と、幽閉されていた塔から飛び立つ時に父に言われていた。ふたりで作ったその翼は、鳥の羽を1枚1枚ロウで固めたものだ。忠告を無視したイカロスは海に落ちて死んでしまう。失敗してやり直せるなら良いが、若者たちは可能性や過信の裏側に恐い一面も持ち合わせている。ギリシャ神話「イカロスの翼」からの教訓。

早朝、近くの駐車場で金沢工業大学の学生たちが人力飛行の練習を行っていた。テレビでおなじみの鳥人間コンテストに出場するらしい。研究に没頭し試行錯誤をくり返し、「目標」という太陽に向かって羽ばたいている姿が、40歳目前の私にはとても微笑ましく映ったので写真を1枚撮った。頑張れ!!そしてその飛行機の翼がロウで固めてないのなら、いらん心配はせず、空高く飛んでほしい。






