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095 フランス旅行記 シャンパーニュ1 ランス

・・・・フランス旅行記の続き。
ロワールシノンからオルレアン、パリを経由し、ようやくシャンパーニュ地方ランスへ到着。ランスといえば有名なランス大聖堂、見上げると「ようこそ」と天使が微笑みかけてくれた。

ランス大聖堂

ランスから南一帯をシャンパーニュ地方といい、シャンパンの故郷である。シャンパンの語源はラテン語の「キャンパスCampus」平原という意味で、一面のぶどう畑は現在も広がっている。シャンパーニュ地方の歴史は古く、ローマ帝国の支配が伸びてくる前から野生ぶどうが生えていたと言われている。530年に没したランスの初代司教サン・レミも、遺言の中で僧院のぶどう畑を最も大切なものとして挙げているほどである。代々ランスで行われるフランス国王戴冠式の際には、シャンパーニュのワインが奉納されているというから、ジャンヌ・ダルクも新しい王とともに味わっていたのだろう。当時「フランス王者の酒」と盛名を馳せていたそのシャンパーニュのワインだが、もともと今日飲まれている泡立ちシャンパンではなく、普通のスティルワインであった。ボルドーがイギリス領、ブルゴーニュが神聖ローマ帝国(現ドイツ)領であったために、フランス領であるシャンパーニュのワインが「王者の酒」として選ばれていたという訳だ。すこし言いすぎかもしれないが、実際百年戦争以降、ボルドーやブルゴーニュがフランス領に戻ると、シャンパーニュのワインは同じピノ・ノワール種で造られるブルゴーニュワインにじわじわ押され、人気は衰え始める。残念ながら「王者の酒」としての伝統も、フランス人の舌には勝てなかったということになろうか。

とにかく宿に荷物を置き、身軽な格好でシャンパーニュランスの街を散策することにした。

年期の入ったメリーゴーランド
ヨーロッパ各地でよく見かける年期の入ったメリーゴーランド。大人でも少し乗ってみたい気になる。
おもむきがある石畳ストリート
おもむきがある石畳ストリートをてくてくひたすら歩く。
クリュッグ発見
しばらく歩くと、超有名シャンパンメーカー「クリュッグ」を発見!
クリュッグ
大きな木樽が並ぶクリュッグ。
ルイ・ロデレール発見
続いて「ルイ・ロデレール」発見!
ルイ・ロデレール
最新の設備が整ったルイ・ロデレールの会社。
マム発見
マムも発見!
マム
残念ながら時間が早すぎてカーヴ見学は出来ず。
大聖堂後ろ
ランス大聖堂の後ろ側にたどり着いた。
大聖堂前
ランス大聖堂前。
微笑むエンジェル
微笑むエンジェル。有名な左のエンジェルは修復中のため、写真は右のエンジェル。
ランス大聖堂内
しーんと静まりかえった大聖堂内。異空間に足を踏み入れたかのようだ。
ランス大聖堂内 幻想的

ランス大聖堂内 シャガールのステンドグラス
シャガールのステンドグラスも有名。
大聖堂前のワインショップ シャンパン専門店のよう
大聖堂前のワインショップ。 もちろん店内にはずらっとシャンパンが並ぶ。
いろんなシャンパンのキャップが売られていた
また隣の店には、いろんなシャンパンのキャップが売られていた。ランスらしい。
空がシャンパンの泡のよう
空を見上げると、朝からパンしか口にせず歩き回ったせいか、雲がシャンパンのように泡だって見えた。今日は早々に帰って、ゆっくり美味しいシャンパンを飲みながら夕食をとることにした。
ホテルのレストラン
ホテルのレストランを早めに予約。
ジャカールのロゼ
かんたんなコースメニューをお願いし、シャンパンはこのレストラン一押しのジャカールのロゼにした。
やはり牡蠣ですか
前菜はやはり牡蠣。
メインは牛肉のステーキ
メインは牛肉のステーキ。なんとも言いがたい盛り付けに絶句。このあとの洋梨をつかったデザートまで、ゆっくりシャンパンマリアージュを楽しんだ。・・・やがてランスの夜は更けはじめ、遠くの鐘の音を聞きながら気持ちよく眠りについた。

追伸。ブルゴーニュワインに主役の座を奪われたシャンパーニュワインだったが、その後、起死回生ドン・ペリニヨンの泡の大発明により「シャンパン」として確固たる地位を確立したのはご存知の通りである(ゲデレーコラムのドン・ペリニヨン参照)。フランスを救ったのがジャンヌ・ダルクなら、シャンパーニュを救ったのはドン・ペリニヨンで間違いない。明日はエペルネー、アイを訪れる。