074 フランス旅行記 ボルドーという街
電車に乗り、旅はパリからボルドーへ。
18世紀、高級ワインの産地としてにぎわい、貿易により大きく発展した街である。濃いワインレッドは「ボルドー色」とも呼ばれ、重厚な赤ワインはボルドーの代名詞になっているほどだから、ワイン好きなら一度は訪れてみたい街のひとつであろう。私もワインはボルドー党なので、今回のフランスの旅は、ボルドーでの有意義度合いによって決まると自分に言い聞かせていた。「いざ、ワインの聖地へ!」という胸の高鳴りもあったのか、恥ずかしながら座席指定も忘れて電車の先頭車両に乗り込もうとしたくらい、ハヤル気持ちを抑える事が出来なかった。
・・・さて、やがて電車は定刻にボルドーサンジャン駅に到着。
印象は意外にも「ワインの街」ではなく、古い石畳の上を最新のトラムが走る、とてもオシャレで活気ある都市といった感じ。人口25万人、南西フランスアキテーヌ地方の主要都市で、数々の歴史的建造物を今に残す歴史の街であると同時に、政治経済の中心、つまりはフランスの最先端の街でもあるのだった!。金沢の街並が、昔ながらの風情を期待する観光客の想いとは必ずしも一致しないように、ワインショップやレストランにでも入らないかぎり、憧れのボルドーワインには出会えない(それは当たり前か)。まあ、メドックのシャトー群が始まるマルゴー村までは市街を抜け、車で1時間ほどかかるのだからそれもそのはず・・・と、地図を再確認する。明日から3日間はレンタカーを借りてのシャトー巡りの予定なので、今日は市内散策も兼ねてボルドーでも有名な2件のワインショップを訪れ、自分なりに気分を盛り上げる事にした。(写真参照、マウス矢印を写真上に)
ワイン好きが集まる「ラ・ヴィノテーク」



らせん階段で有名な「ランタンダン」



今回はひとり旅。フランスに着いてから、感動を誰とも共有できない寂しさはもちろん、関心事や行き先を誰にも相談できないというのは、こんなに詰まらないものかと実感していた。それからはとにかく、「あれこれ考える前に1歩でも多く歩く」ことを心掛けた。
ワインショップを出ると天気もよく、またカフェで飲んだワインも手伝ってか、足はペサックのシャトー・オーブリオンに向かって歩き始めていた・・・・・・次回の旅行記へつづく。





ワインといえば、やはりボルドーやブルゴーニュを思い浮かべる。収穫時に広大な畑で作業する光景、大きなワイン樽が何十本も並び、数万本のストックが眠るカーヴなども、最近は本やテレビでよく目にするので、ワインは壮大なぶどう畑から年に何万本も造られるものだと勝手にイメージしている人が多いようだが、ワインもいろいろある。まずは大都会の真ん中で造られる貴重なワインの話から・・・。