047 ネギについて
今年の冬もよくネギがとれた。鴨料理をはじめ、付け合せにはかならずというほどネギを添えたし、よくスープにもした。特に太めのものは甘みも強くクリーミーなスープに仕上がる。畑の一角には昨年から植えた下仁田ネギという極太ネギも見事に育った。独特のねっとりした食感と上品な甘さは、さすがにネギの一流ブランドだとあらためて感心した。
ネギは「葱」と書く。草木が青々と茂っている様を表す字で、「キ」というのが本来の読み方である。土の上のネギが青々と緑の濃いところからついた「葱(キ)」、根を食すことから「根葱(ネギ)」と呼ばれるようになったという。染物などの浅葱(アサギ)色はネギが浅き色という意味で、浅い黄色ではない。また、晩春にたくさんの白い花の集まった玉をつけるネギ坊主は「葱帽子(ギボシ)」という。橋の欄干などによくある擬宝珠(ギボシ)はこれに似ているからついた名前であて字である。・・・・どうでもよい雑学ですか。
まあとにかく、カブやダイコンそしてネギ、畑の黒い土の中からこんなに真っ白な野菜がとれるわけだから、自然の力はすごい。漢字の由来はさておき、けがれなき白を味わおうではないか。







