044 ブルゴーニュワインの王様 ロマネコンティ
ボルドーと並び称されるフランスが世界に誇るワイン産地ブルゴーニュ。ワインは難しくてどうも・・・という人でも「ロマネコンティ」の名は耳にしたことがあるだろう。ブルゴーニュ地方のコートドニュイ地区のボーヌロマネ村の特級畑からつくられる超高級赤ワインだ。正直ややこしい。
フランスでは、ワインに関して数多くの規制が定められており、A.O.C. V.D.Q.S ヴァンドペイ ヴァンドターブルと大きく4つにランク分けされる。その最高位はA.O.C.(アペラシオン ドリジン コントローレ 原産地呼称統制)ワインと呼ばれ、それは厳しい条件を満たしたワインだけに与えられる称号である。つまり、どの地域でとれたかが分かる、「出どころ明確ワイン」である。その中でもボーヌロマネのように特定村名を名のれるものはさらに良く、村の中でも最も条件のよい畑は特級畑と格付けされ、大ピラミッドの頂点に君臨する。ロマネコンティの他にもいくつかあるのだが、それらひと握りのワインは「クリマ(銘柄畑)」と呼ばれ、世界中のワイン愛飲家達がこぞって買い求める貴重で高価なワインなのである。
クリマまでいかなくても、星の数ほどA.O.C.ワインがあるブルゴーニュには、自分に合う1本を探し出す「発掘」という大きな魅力がある。飲んでおいしいと感じたなら、自分なりに味わいや香りの特徴をちょっとメモしたり、ラベルをはがして取って置くことなどはその近道だろう。15年ほど前、1度だけ「ロマネコンティ」を飲んだことがあるが、残念ながら味の記憶はほとんどない。ただ、栓を抜いた時そのお店がぶどうの香りに包まれたことは覚えている。その香りを嗅いだら味の記憶もすこしはよみがえるかもしれないが、果たしてこの先またお目(お鼻?)にかかれるかどうか・・・。





