037 茄子(なす)について
紫紺のつやつやした肌、ぷっくりと下膨れたあいきょうのある体型、ついつい手にとってみたくなるが、新鮮な茄子ほどへたの部分のとげが鋭く注意が必要だ。最近は季節感なく野菜売り場で見かけるが、見分け方としては、首が太くへたに何本もすじがあるものがおいしい。早採りのものは首が細くて、味も落ちるようだ。
インド原産と言われ、日本には8世紀ごろに中国から入ってきた。夢占の大吉では「いち富士、に鷹、さんなすび」とあり、めでたく縁起のよい野菜。家康が大好きな「駿河富士、鷹狩、初茄子」に由来するそうだが、初茄子の値段が高かったことから高いものの象徴だとも言われている。現在は値段もそんなに高くなく、漬物、煮物、焼物、炒め物、蒸し物、揚げ物とどのように食してもおいしい、まさに万能野菜である。
紫紺色の皮にはポリフェノールが含まれ、有害活性酸素を除去し動脈硬化を防ぐ働きがあるが、実のほとんどは水分で、他の多くの野菜が持っているビタミン栄養素はほとんどない。よって他の食材と一緒に調理して、油や汁をなすに吸わせ間接的に栄養をおぎなうのがベストな方法だ。特に肉との相性がよく、脂がおいしい「豚肉」と「なす」は切っても切れない関係であろう。

ゲデレーでは茄子の時季、トマトと合わせたスパゲッティやチーズ焼きはもちろんおすすめ!添え物にも出来るだけ新鮮な茄子を使うよう心がけている。




