013 2千円札効果
しわのない新しいお札はとても気持ちが良い。私は週に2、3度銀行へ行き、おつりの為の両替をする。「おつりを新札で向きをそろえてお返しすることは、お客様への最低限の心配りである」と、20代半ばに何かの本で読み、現在ゲデレーでも続けている。
1万円札を除く3種類、いまだにあまり見かけない2千円札も常備する。銀行の窓口でも再確認されるほど認知度は低いが、私は2千円札をつとめて使うようにしている。会計の際「めずらしいね」「久しぶりの~」などと、思わずお客様に笑みがこぼれることが何気ないコミュニケーションの潤滑油となり、帰り際がなごやかになるのだ。忘れた頃に財布から顔を出したその2千円札から再び当店を思い出すこともあろう。紫式部はつまり、かくれた営業マン。些細なことではあるが、ゲデレーのスタイルとして今後も続けていくつもりである。




