石川県 金沢市近郊、白山市のイタリア料理、フランス料理、ベルギー料理、西洋料理の専門店 ゲデレー GODOLLO ベルギービール、フランスワインも充実
西洋料理店ゲデレー フランス料理、イタリア料理、ベルギー料理、ベルギービール、ワイン

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2006年08月27日

014 テレビの取材

アナウンサーの松村氏とシェフ池田先日、MROイヴニング5のテレビ取材(番組のビール特集の中で紹介されるとの事)があった。マスメディアの仕事は方々にアンテナをはっているのだろうが、それでも当店のような小さい店に声をかけていただいたのは光栄である。ディレクターのK氏をはじめ、カメラマンの方、アナウンサーの松村氏、とても気さくで人間味がある方々で、何より仕事に対する一生懸命さが伝わってきたのが嬉しく思った。もちろん仕事なので当然なのだが、限られた取材時間の中で思い描くイメージに少しでも近づけようとする真剣な雰囲気がひしひしとうかがえ、私も緊張した。
2日に分けて延べ2時間程の取材、ほんの2、3分の放送のためにそこまでこだわるのかと正直感心した。エスカルゴや生ハムを食べている松村氏の目線で後日取り直したり、光の具合でビールをおいしそうに見せたりと、なるほどこうやっていろいろなカットを組み合わせて番組は成り立っているのだと、またひとつ勉強になった。仕込みに手間ひまをかけ、1皿の料理をつくりあげるシェフの仕事にも共通するが、お客様の直接的反応が見えない分、感動や充実感の半分以上は自己満足の世界なのであろう。(達成感の目安は視聴率かな)
リモコンを片手にテレビを見るシビアな時代、人を引き付ける番組づくりには飽きさせないアイデアや斬新な企画などはもちろん必要であろうが、考えられた一瞬一瞬の積み重ねが気の抜けない流れを生み、魅力あるおもしろい番組になるのだと感じた。「仕事への姿勢」や「魅力ある表現」など、今回感じたことを自分の仕事に置き換え、サロンのひもをギュッと締め直した私であった。

2006年08月21日

013 2千円札効果

今となってはめずらしい二千円札しわのない新しいお札はとても気持ちが良い。私は週に2、3度銀行へ行き、おつりの為の両替をする。「おつりを新札で向きをそろえてお返しすることは、お客様への最低限の心配りである」と、20代半ばに何かの本で読み、現在ゲデレーでも続けている。
1万円札を除く3種類、いまだにあまり見かけない2千円札も常備する。銀行の窓口でも再確認されるほど認知度は低いが、私は2千円札をつとめて使うようにしている。会計の際「めずらしいね」「久しぶりの~」などと、思わずお客様に笑みがこぼれることが何気ないコミュニケーションの潤滑油となり、帰り際がなごやかになるのだ。忘れた頃に財布から顔を出したその2千円札から再び当店を思い出すこともあろう。紫式部はつまり、かくれた営業マン。些細なことではあるが、ゲデレーのスタイルとして今後も続けていくつもりである。

2006年08月04日

012 バナナ

栄養豊富で健康食としても注目のバナナ日本には語呂合わせ記念日がよくあるが、8月7日はバナナの日。バナナといえば、常にスーパーマーケットの入り口付近に陣取り、買い物客を出迎えてくれるもっとも大衆的な果物。ただ、年配の方々には多少思い入れが深い果物のようで、高級なイメージがまだ残っているらしい。というのも、フィリピンなどから大量生産の安いバナナが入って来るまでは、バナナといえば台湾産で、価格も今の倍以上はしていたというからそれは高級だ。特別な日か、病気をした時にしか食べられなかったというのも大げさな話ではない。1963年の輸入自由化を皮切りに価格はどんどん安くなり、バナナはみんなに愛される極々身近な果物となった。そしてバナナの皮は、いたずら小僧の必需品として活躍した。

「昔のバナナはおいしかった」とは多少ひいき目であろうが、防疫の関係で未熟で青いバナナしか輸入出来ない現在のものと比べ、熟れて甘みのいっぱい詰まったバナナを味わっていたのは本当だ。濃い黄色に熟したバナナは甘くておいしいのだが、ほとんどが船の中で熟してしまうので、売り手側の品質管理も大変だったらしい。「バナナのたたき売り」なんて言葉はもう死語となり、今や古い映画でしか観る事が出来ないが、当時は威勢よくテンポある掛け声が各地で飛びかっていたのだろうか。

値段は安いが栄養素は豊富で、カリウム、マグネシウムがとても多く含まれる。スポーツ選手が競技の合間に食べているのをよく目にするが、簡単にエネルギー補給するのに欠かせない健康食として認められているのだ。当店もデザートの添え物によく使っている。また、食感が似て、甘みの具合も合うので、フォアグラのテリーヌと一緒に盛り付けることも多い。

2006年08月01日

011 黄金の果実

ゲデレーではトマトソースは生のトマトしか使わないゲデレーではパスタアラビアータ(トマトソースのパスタ)と決めているお客様が何人かいらっしゃるようだ。とてもありがたいことであるが、年中同じ味をつくるのは正直たいへんだ。というのも、当店は生のトマトしか使わないので100個のトマトからは微妙に違う100種のトマトソースが出来る訳だ。麺をあえる何秒間かのなかで判断し1つの味を決める。塩やコショウ、茹で汁やオイル、時には砂糖を加えたりもするのだが、こればかりは自分の舌と経験から学んだことであり、人に教えるのは難しい。
これからトマトの季節で、味がしっかりと詰まりおいしくなる。土の焼ける暑い時期が旬で、そのままかじると青臭くて懐かしい夏の味がする。14世紀頃のインカ帝国時代、南米アンデス高原に生まれたその茄子科の雑草は、その後メキシコに伝わり栽培され、ヨーロッパに伝来したのは海洋時代の16世紀。当初は鑑賞用として小さい黄色の実をつけていたが、イタリアで改良がくり返されて現在の姿に変身したらしい。

「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われ、太陽の光をたっぷりあびて真っ赤に育ったトマトには豊富な栄養素が含まれる。特に、ビタミン、カロテン、カリウム、ペクチンが多く、高血圧や肝臓病に効果があると言われている。イタリア語でポモドーロ、当時、その色から付けられた「黄金の果実(リンゴ)」という意味だが、今や文字通りの価値ある野菜に生まれ変わったようだ。天の恵みに感謝!